あの先生、明らかにあの子だけ特別扱いしてる。そう感じたことがあると思います。
現役教員として、ごまかさずに答えます。えこひいきは、実際にあります。
ただ、あなたが見ているものの中には、えこひいきではないものも混ざっています。
この記事では、教員側で何が起きているのかを、内側から説明します。
※学校に行きたくないときにできることは、学校に行きたくないときの対処法(選択肢の全まとめ) に1本でまとめてあります。
先生がえこひいきをする本当の理由
行事や係決めのとき、教員は決まった子に話を振ります。理由は単純です。
その子に任せると、クラスが早く動くからです。
声が大きく、周りが従う子に進行を任せれば、話し合いは10分で終わります。全員に意見を聞けば1時間かかります。
これは教員側の怠慢です。私も自覚があります。
上位の子の発言力に頼ると、その子が上位であることを教員が認めた形になります。だから使わないようにしています。
あなたが「えこひいき」と感じたものの正体は、たいていこれです。好き嫌いではなく、楽をした結果なのです。
先生の前だけ良い顔をする子
もう1つ、知っておいてほしいことがあります。
生徒の中には、教員の前では優等生を演じ、生徒同士では違う顔を見せる子がいます。
特に、少し賢く立ち回れる子ほどこれが上手です。教員の前では丁寧な言葉を使い、見えないところでひそひそ話をする。
教員がそれを見抜けていないと、外からは「えこひいき」に見えます。
先生が意地悪なのではなく、単純に、見えていないことがあります。
えこひいきに見えて、違うもの
逆のパターンもあります。教員が特定の子に時間をかけていると、それもひいきに見えます。
| 見えている光景 | 起きていること |
| あの子とばかり話している | その子に事情があり、様子を見る必要がある |
| あの子だけ怒られない | 怒ると崩れる状態だと分かっている |
| あの子だけ配慮されている | 本人や家庭から申し出があった |
| あの子にばかり任せる | 教員が楽をしている(本当のひいき) |
上の3つは、事情を説明できません。その子の事情を、教員は他の生徒に言えないからです。
不公平に見えるのは当然です。でも、説明されないことには理由があります。
えこひいきを感じた時にできること
我慢しなくていい、というのが結論です。ただ、やり方はあります。
- 「先生、次は自分がやってみたいです」と先に手を挙げる
- 感情ではなく事実で伝える(「3回続けて同じ人が指名されています」)
- その担任ではなく、話しやすい別の先生に言う
「ひいきしてますよね」と言うと、たいていの教員は身構えます。起きた事実だけを並べるほうが動きます。
指摘されて気づくことは、正直あります。悪意がない分、言われないと直りません。
それでも先生や教室が苦しいなら
えこひいきがしんどいのは、その教室から逃げられないからです。
会社なら、合わない上司からは異動や転職で離れられます。教室にはそれがありません。
先生も生徒も1年間固定で、評価する人が1人に集中します。これは構造の問題です。
人の入れ替わりがある環境なら、そもそも「評価する1人」がいなくなります。
通信制のN高等学校のように、固定クラスがない学校もあります。
いま決める必要はありません。資料を取り寄せるだけなら無料で、入学の義務もありません。
まずは無料で資料請求
その前に、どんな学校なのかを知っておきたい方は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。
まとめ|えこひいきは好き嫌いではない
- えこひいきは実際にある。多くは教員が楽をした結果
- 先生の前だけ良い顔をする子を、見抜けていないこともある
- 事情があって配慮されている子は、説明ができない
- 伝えるときは感情ではなく事実を並べる
- 評価者が1人に集中する構造そのものが、しんどさの正体
あなたが選ばれないのは、あなたの価値が低いからではありません。そこは間違えないでください。
