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【学校種別】スクールカーストが多いのは小中高のうちどれ?

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小学校とか中学校でスクールカーストって違うの?

実は、結構違うんだ!

スクールカーストは小学校・中学校・高校などの学校別で変わる傾向にあります。

この記事では、スクールカーストの特徴を小学校・中学校・高校・大学で解説しています。

結論から言えば、スクールカーストは以下の表のようになります。

学校種特徴
小学校高学年から発生 
個人間で起こる
中学校最も本格化する時期
グループ間で起こる
高校中学校より減る傾向
進学校ほとんど起こらない
大学起こらない

スクールカーストとは?

schoolcaste

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層(カースト)構造を示しています。

小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。

人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。

スクールカーストが発生する条件

schoolcaste

まずは、スクールカーストが発生する条件を整理しておかなければなりません。

スクールカーストが発生する条件は以下の通りです。

  1. 閉鎖的な空間である
  2. 価値観が少ない
  3. グループでできる

1つずつ解説していきます。

参考:【なぜできる?】スクールカーストが作られる原因は?

条件1:閉鎖的な空間である

fixedstatus

スクールカーストは閉鎖的な空間で起こりやすくなります。

クラスのメンバーが数年変わらなかったり、他のクラスで授業を受けることがなかったりする時に人間関係が固定化するからです。

徐々に固定化される人間関係により、権力を持つ生徒と持たない生徒に分かれ、スクールカーストが発生します。

人間関係が入れ替わらない閉鎖的な空間ではスクールカーストがよく起こります。

条件2:価値観が少ない

空間を支配する価値観が少ない場合もスクールカーストが起こります。

例えば「見た目」「運動」「恋人」など、学生が興味を持っている価値観が少ししかない場合を指します。

少ない価値観では、「見た目が良い人が上位」という価値観が育ちやすくなります。

クラスの中で多様な価値観が認められず、少しの価値観が支配する場合、スクールカーストはよく起こります。

条件3:グループでできる

スクールカーストはグループで起こります。

ある価値観同士でグループを作り、日頃生徒はそのグループで生活しています。

しかし、クラス運営や行事などの時に、グループ同士で格付けを行います。

グループ同士に序列がわかるような名前(1軍、2軍など)をつけ、定着させます。

固定化されたグループが存在する場合、スクールカーストが発生しやすくなります。

以上の条件を踏まえた時に、それぞれの学校スタイルで、スクールカーストが発生しやすいかどうかがわかってきます。

スクールカーストは小学校高学年から始まる

スクールカーストは小学校高学年から始まります。

小学校低学年は?

小学校低学年では、あまり起こらないんだ!

小学校のスクールカーストの特徴は以下のようにまとめられます。

  • 「かけっこ」「遊びを作れる」などの指標でカースト上位にいける
  • 個人対個人でカーストを作ることがほとんどである
  • 小学校高学年頃からグループ間の違いを意識し出す

小学校の最大の特徴は「Aさん」という個人が「Bさん」という個人を「汚い」などの理由でいじめることはあっても、グループでの差別に発展しないことです。

スクールカーストは、小学校では現れ始めるものの本格化していないことがわかります。

参考:【いつから?】小学校でスクールカーストは存在するのか?中学との違いは?

スクールカーストは中学校で本格化する

スクールカーストは中学校で本格化します。

スクールカーストを扱う研究では、スクールカーストに関するアンケート調査のうち、「中学校でスクールカーストはあった」という回答は、90%近くを占めています。

中学校のスクールカーストの特徴は以下の通りです。

  • グループに名前をつける
  • グループの名前は序列を意識した名前である
  • グループ同士で活動するときに差別行動に出る
  • 人気の高い生徒がカースト上位になる

スクールカーストの条件を全て満たしているのは、中学校です。

参考:中学校・高校でのスクールカーストの特徴は?

スクールカーストは高校で減少する

スクールカーストは高校で減少します。

多くの研究で、高校でのスクールカーストがあったと回答する生徒は中学校よりも減少する傾向にあります。

中学と比べた時の高校の特徴は以下の通りです。

  • 学校の人数が増える
  • 発達段階が上に上がる
  • 価値観の種類が増える

それぞれの特徴がスクールカーストを生み出す条件と合わなくなっています。

よって、高校でのスクールカーストは中学より減少する傾向にあります。

しかし、高校でのスクールカーストでのトラウマは大学でも影響しやすい傾向にあり、注意は必要です。

参考:中学校・高校でのスクールカーストの特徴は?

スクールカーストは進学校ではほとんどない

スクールカーストは進学校ではほとんど見られません。

私も高校からは進学校に通っていましたが、スクールカーストのようなものは、ほとんど感じませんでした。

進学校でスクールカーストがほとんど起こらない理由は以下の通りです。

  • 勉強できることに価値がある
  • 倫理観が育っている生徒が多い
  • オタクが一定数存在する

進学校もスクールカーストが成立する条件が成立していないと言えます。

参考:【なかった?】進学校のスクールカーストが少ない理由3選

スクールカーストは大学ではほとんどない

スクールカーストは大学では、ほぼ見られません。

誤解を恐れずに言うなら、全くないと言ってもいいくらいです。

スクールカーストが大学で見られない理由は以下の通りです。

  • 大学では多くの価値観がある
  • 大学では人間関係が流動的
  • 大学ではスーパースターが複数いる
  • 大学では噂が広まらない
  • 大学に行く人は倫理観がある

大学ともなるとスクールカーストが成立する条件をほとんど満たしていません。

クラスがないために、閉鎖的な空間にはならず、グループが固定されにくいです。

いろいろな都道府県、場合によっては海外からも入学してくるため、価値観も多様的です。

スクールカーストは大学では、ほとんど消えることでしょう。

参考:【納得!】大学でスクールカーストがなくなる理由4選を論理的に解説

終わりが見えると頑張れる

つまり、スクールカーストは中学校がピークということがわかります。

スクールカーストで悩んでいる人が中学生なら、今後悪化する可能性は低くなります。

高校で悩んでいる人も、大学生になればほとんどスクールカーストはなくなります。

進学校に行く選択肢もありでしょう。

終わりが見えることで、気持ちが楽になることもあります。

現在、スクールカーストで悩んでいる人も「あとどれくらい?」と計算することで頑張れるかもしれません。

参考:【対象別】スクールカーストで悩んでいる人の解決策や対策を紹介

まとめ

まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。

スクールカーストと学校の関係
  1. 小学校は高学年から始まる
  2. 中学校から本格化する
  3. 高校では減る
  4. 進学校ではほとんど見られない
  5. 大学では、発生しない

スクールカーストで悩む人もスクールカーストの全体像がわかれば、気分が楽になります。

ぜひ、頑張って乗り切りましょう!