スクールカーストの地位は何で決まる？【９割がこれ！】

スクールカーストの地位って何で決まるのか、わかりにくいですよね。

ある時は「見た目」だったり、ある時は「友達の多さ」だったりします。

この記事では、スクールカーストの地位が何で決まっているのかを本質的に解説します。

この記事を読んでスクールカーストについて理解し、学校生活を充実させましょう！

スクールカーストとは？

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層（カースト）構造を示しています。

小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。

人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。

では、スクールカーストの地位はどのようにして決まるのでしょうか。

スクールカーストは「人気」で決まる

結論から言えば、スクールカーストの地位は「人気」で決まります。

スクールカーストの順位は実際の「人気」ではなく、「人気があると思われているかどうか」で決まります。

スクールカーストの地位は「人気があると思われている人」が高い

スクールカーストは「人気があると思われている人」が上位のカーストでいられます。

スクールカーストの地位は、「人気と思われているか」が決めるのであって、「人気」で決まるのではありません。

スクールカーストの序列を決めているのは、成績や暴力などによる分かりやすい基準ではありません。

「この人は人気者である！」という空気感が、だんだんと人気者を作っていき、いったん決まると長い間固定化されるのです。

例え、あいまいな理由でスクールカーストが決まったとしても、一度決まればなかなか崩せるものではありません。

クラスの中の「空気感」が固定化されるのです！

スクールカースト上位者は嫌われている？

スクールカースト上位者は人気者であるとは限りません。嫌われている場合もあります。

ここでは「本当の人気者」と「人気と思われている生徒」を分けて考える必要があります。

本当の人気者と人気と思われている生徒の違いについての以下の研究で明らかになっています。

やはり、スクールカースト上位の生徒は「人気があると思われている」生徒であることが分かります。

クラスの中で半ば宗教のように「人気者」と思われている生徒がスクールカースト上位に君臨するのです。

スクールカーストの地位の要因は複雑

スクールカーストの地位を決める要因はとても複雑です。

なぜなら、しっかりとした根拠など、どこにもないからです。

「スクールカースト診断」のようなものをして、自分が一軍と診断されても、実際にクラスで一軍になれるわけではありません。

カースト上位の人の特徴をどれだけ満たしていても、カースト上位者になれるとは限らないのです。

複雑にからみ合った教室の空気感が、スクールカースト上位者を決めるのであって、狙ってとれるものではないのです！

つまり、よくある「コミュニケーション能力」「見た目の良さ」「部活動」などは、「人気があがりやすい」項目であることがわかります。

スクールカーストはコミュニケーション能力で決まる

スクールカーストは、「人気があると思われているか」で決まりますが、「人気がある」と思われる方法はいくつか存在します。

スクールカーストを決める要因の中で、最も多く言われているのが「コミュニケーションスキル」です。

スクールカーストを決めるコミュニケーションスキルは以下の3つに分類できます。

順番に解説していきます。

①スクールカーストは「同調力」で決まる

スクールカーストにおけるコミュニケーションスキルのうちの1つ目が「同調力」です。

同調力とは、「場の空気に応じてボケたりして、クラスを明るい雰囲気を作る」力を意味します。

スクールカーストのコミュニケーションスキルの中では、最も重視されている力です。

「他人を巻き込む力」はクラスに影響を与えます。

スクールカースト上位者は、ほとんど「同調力」に秀でています。

②スクールカーストは「自己主張力」で決まる

スクールカーストにおけるコミュニケーションスキルのうちの2つ目が「自己主張力」です。

自己主張力とは、「自分の意見をしっかりと主張できる」力を意味します。

学校における自己主張力が高い生徒は、クラス全体で以下のことが言えます。

しかし、それは以下のようなネガティブなこともクラスで発言できる特権を得ます。

つまり、クラス全体で大きな声を出せる生徒ができていき、良くも悪くもクラスの方向性や雰囲気を左右できる存在となれるのです。

③スクールカーストは「共感力」で決まる

スクールカーストにおけるコミュニケーションスキルの3つ目が「共感力」です。

共感力とは「他人の立場や状況を考えられる」力を意味します。

ただし残念ながら、共感力のみを有している生徒はスクールカースト上位にはなれず、「自己主張力」「同調力」が必要になってきます。

「共感力」を持ったリーダー気質の生徒がいれば、本当の人気者としてスクールカースト上位に君臨することになるでしょう。

スクールカーストの地位が上がりやすくなる要因

コミュニケーションスキルほどではないものの、スクールカーストを決める要因として代表的なものを解説していきます。

スクールカーストを決める他の要因は以下の通りです。

参考：【上へ行くには？】スクールカーストで上位になる方法を解説【難しい】

1つずつ解説していきます。

要因１：見た目

スクールカーストの地位は「見た目」で決まることも少なくありません。

スクールカーストの地位を表すのに「イケメン・フツメン・キモメン」という言葉あるように、見た目は重視されています。

スクールカーストの本質は「人気の高さ」です。見た目に優れているというのは、それだけでスクールカースト上位になりやすいです。

しかし、「見た目の良さ」だけでは、スクールカーストの上位には入れません。

見た目の良さから来るコミュニケーションが必要です。

最近の流行やファッションなどの「見た目」に関する話題についていけないと、スクールカースト上位者にはなりにくいです。

「見た目」は大きな要因となるものの決定打には欠けると言わざるを得ません。

やはり、コミュニケーションスキルが第一です。

スクールカーストと見た目の関係については、以下の記事で解説しています。

参考：スクールカーストにおいて「見た目」でどのくらい決まるのか？

要因２：部活動

スクールカーストの地位は「部活動」も重要です。

スクールカーストの上位者は運動部であることが多く、それもサッカー部や野球部のようなメジャーなスポーツであることが多いです。

日本全国大人の世界でもメジャースポーツは盛り上がるので、クラス内でも同じ現象が起こることになります。

ただし、「サッカー部」というだけではスクールカーストの上位には入れません。

コミュニケーションスキルが必要になってきます。

部活動では活躍するのに、クラスでは大人しい生徒もいます。

「部活動」はスクールカーストを決める要因となるものの、それだけでは決まらないということでしょう。

参考：なぜスクールカーストは部活動で決まるのか？

要因３：友達の多さ

スクールカーストの地位を決めるのに「友達の多さ」は重要です。

スクールカーストの上位にいる人は友達が多いです。

「友達の多さ」＝「人気の証拠」です。

ただし、友達は多いけれど、自己主張しないためにスクールカースト上位ではないという生徒もたくさんいます。

「友達の多さ」はスクールカーストの地位を決める要因であっても、それだけで決まる者ではないということでしょう。

要因４：恋人の有無

スクールカーストの地位を決めるのに「恋人の有無」は重要です。

恋人がいる生徒ほど、スクールカーストは上位にいる傾向にあります。

「恋人がいる」＝「人気がある」
「恋人がいる」＝「学校生活を満喫している」

と、捉えられます。

ただし、恋人はいるけれど、スクールカーストの上位者ではない生徒もたくさんいます。

付き合っていることを隠している人もたくさんいるでしょう。「恋人の有無」だけではスクールカーストの地位を決める決定打にはならないでしょう。

参考：【モテる？】スクールカーストと恋愛の関係は？

勉強とスクールカーストの基準は？

勉強ができるかどうかはスクールカーストの地位を決めるのに、あまり関係ありません。

生徒にとって、「勉強は嫌いなもの」です。

みんなが嫌いなことで高得点をとっても、人気になることはありません。

ただ、カースト下位の生徒は「勉強もできないし、何もできない。」という認識をもたれている場合が多く、勉強とスクールカーストが全く関係ないとは言い切れません。

スクールカーストと勉強の関係性については以下の記事で解説しています。

参考：スクールカーストと勉強との関係は？【あまり関係ない！】

スクールカーストで上位に行くのは難しい

スクールカーストで上位に地位につくのはかなり難しいです。

スクールカーストの地位が決まる要因はかなり複雑になっているからです。

カーストの地位は「人気と思われているか」で決まります。

つまり、

という条件が揃っていても、クラスの中で人気でなければ、カースト上位には行けません。

そもそも「コミュニケーションスキル」が非常にあいまいで、Aクラスでは上位にいけるスキルはBクラスでは通用しない場合も当然起こります。

誤解を恐れずに言えば、スクールカーストの地位は、ほとんど宗教のように決まっていきます。

そして一度決まると、スクールカースト上位の人がクラスの意見を固定していくため、なかなか逆転するのは難しいです。

スクールカーストは、社会のように、わかりやすい指標がなく出来上がっていくため、大人でも介入するのが難しいのです。

参考：【上へ行くには？】スクールカーストで上位になる方法を解説

まとめ

まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。

スクールカーストの地位はコミュニケーションスキルで決まる、というのが昔の研究結果でした。

ただ、私が実際のいくつかのクラスを見てきて思ったのは、コミュニケーションスキルだけで上位になるときばかりではないということです。

特に一軍の人間が他のクラスでうまくいかなくなるときもあります。

コミュニケーションスキルは他のクラスに行っても落ちませんよね。

私はクラスの雰囲気、つまり人気度によって左右される、という研究者の結論を支持しています。

みなさんは、何でスクールカーストの順位が決まると思いますか？

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