スクールカーストって結局見た目で決まるんでしょ?
「見た目」は重要項目ってだけで、それだけではないよ!
「スクールカーストの上位者は見た目が良い人ばかり」と、思ってしまいますよね。
見た目を良くしさえすれば、カースト上位に入れると思う人も多いです。
確かに、「見た目」はスクールカーストで上位に入るなら、重要項目ですが、それだけでは決まりません。
結論から言えば、「見た目」が良いことが、「人気」につながるからカースト上位に入れるのです。
この記事では、スクールカーストと「見た目」の関係について、解説しています。
スクールカーストとは

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層(カースト)構造を示しています。
小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。
人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。
スクールカーストにおいて見た目は重要項目
スクールカーストにおいて見た目は重要項目です。
見た目が良い人は、スクールカースト上位にいる傾向があります。
なぜ、見た目がかっこよかったり、かわいかったりする生徒は、カースト上位になりやすいのでしょうか。
理由を以下の2つの観点から解説します。
- 学生は見た目・容姿を重視する
- モテるかどうかはスクールカーストに影響する
学生は見た目・容姿を重視する

学生は見た目をかなり重視します。
教員をしていると、クラスの中は「⚪︎⚪︎がイケメンだ」とか「△△がかわいい」とかずっと話し合っています。
私も髪型や服装などについて話しかけられることが本当に多く、顔がイケていないと、人生うまくいっていない前提で話されるのがほとんどです。
学生ではないかもしれないけど、YouTubeのコメント欄も話と関係ない見た目の話って多いよね!
学生の人生経験と知識量では、「見た目が全て」と思うのも仕方ないかもしれません。
見た目が良いと、人気者と認知されていき、スクールカーストで上位になる可能性が高まります。
モテるかどうかはスクールカーストの地位に影響する

人気と思われる要素に「モテるかどうか」が関係しています。
「見た目」同様に、学生の関心ごとの多くは男女ともに恋愛です。特に女子の方が顕著であることがわかっています。
鈴木翔さんの『教室内カースト』では、独自のアンケートにより、以下のことを明らかにしています。
- 女子の評価が高くなったら、男子のクラスの立場は上がる
- 小学校高学年から男子から「かわいい」と言われた女子の地位は上がる
- スクールカースト上位の生徒は恋人がいる生徒が多い
どれも異性からの評価とスクールカーストの地位との関係を示しており、モテるかどうかはスクールカーストの地位に影響を与えているといえます。
学生のころに恋人ができるかどうかは、「見た目」の要素が大きいです。
見た目が良いと、恋愛できる機会が多くなるのです。
そのため、見た目が良いと恋人ができ、恋人ができるとカースト上位に入る可能性が高くなるわけです。
- 学生は見た目を重視する
- 見た目の良さ=恋愛経験の豊富さ=カースト上位
スクールカーストは見た目だけでは決まらない
スクールカーストの地位は見た目だけでは決まりません。
あくまで重要項目であり、見た目が良い生徒が全てカースト上位にいるわけではありません。
カースト上位の「見た目の話」をできる方が望ましい

スクールカーストの上位にいるためには「見た目の話」ができる方が望ましいです。
例えば、以下の2人の生徒を思い浮かべましょう。
- 見た目が良いが、おしゃれに無関心な生徒
- 見た目は良いとは言えないけれど、おしゃれな話ができる生徒
そういった生徒は化粧やファッションの話などで盛り上がり、クラス内で人目も気にせず大声で話すことが多いです。
前髪を気にする話で盛り上がっているのも同じ構造だと思います!
この場合、「見た目」よりも「見た目についてのコミュニケーション能力」によって、カースト上位を維持しています。
「見た目」だけがスクールカースト上位の要因ではないということになります。
地位を決めるのは「人気と思われている」かどうか

スクールカーストの地位を決めるのは「人気と思われているか」どうかです。
実際に「人気である」必要はなく、あくまで「人気と捉えられている」だけでスクールカースト上位に入ることができます。
つまり、見た目の良さがカースト上位の要因ではなく、人気と思われていることがカースト上位の要因なのです。
❌ 見た目→カースト上位
⭕️ 見た目が良い→人気がある→カースト上位
見た目の良さは、「人気の高さ」を決めるための要因の1つでしかないということになります。
特に学生のうちは、見た目で人を評価することが多いですよね!
見た目だけでは、カーストは決まらない

スクールカーストの地位を決めるのは「人気と思われているか」どうかです。
実際に「人気である」必要はなく、あくまで「人気と捉えられている」だけでスクールカースト上位に入ることができます。
人気の要因に「見た目の良さ」があることは間違いないですが、見た目が良くても人気がなければ、カースト上位には入れないことを意味しています。
人気であるかどうかを決める要因には、見た目の他にも以下のような項目があります。
- コミュニケーション能力
- 性格
- 部活動
つまり、「顔が良いからカースト上位」「顔が良くないからカースト下位」というのは当てはまらないということです。
- 「見た目の良さ」も重要であるが、見た目の話ができることも重要
- スクールカーストで上位になるための基準は「人気」である
- 見た目以外にもスクールカーストの地位の要因は複数存在する
まとめ
まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。
- スクールカーストの地位において見た目は重要
- 見た目は生徒の関心ごとであり、人気と思われるかどうかに直結する
- 見た目が全てではなく、コミュニケーションスキルも必要
スクールカーストの地位が決まる要因は複雑です。
見た目だけで決まるわけではありません。ただし、生徒の関心ごとの特性上、見た目が重要な要因であることは間違いないでしょう。
スクールカースト上位に入るためには、見た目を良くし、見た目を良くする話を会得すれば可能性はありそうですが、そこまでして上位に入るべきなのか疑問が残りますね。
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