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【何が問題点?】スクールカーストのメリット・デメリットを解説

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スクールカーストって良いの?悪いの?

両方の面を確認していこう!

スクールカーストはよくネガティブな文脈で聞くことがありますが、メリットもあるのでしょうか?

この記事では、スクールカーストのメリット・デメリットについて解説しています。

結論から言うと、以下の通りです。

メリットデメリット
クラスが円滑に進む学校に居づらくなる
他の生徒は発表しなくていい自己肯定感が下がる
気の合う仲間と交流できる役に立たない努力をしてしまう

1つずつ解説していきます。

スクールカーストとは?

schoolcaste

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層(カースト)構造を示しています。

小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。

人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。

スクールカーストのメリット

まずはスクールカーストのメリットを解説していきます。

メリットは以下の3つです。

  1. クラスが円滑に進む
  2. 他の生徒が発表しなくていい
  3. 気の合う仲間と交流できる

メリット1:クラスが円滑に進む

スクールカーストがあるとクラス運営がスムーズに進みます。

カースト上位の生徒の発言がクラスの意見として通るからです。

もちろん、カースト上位が決めたことは正しいことも間違っていることもあります。

しかし、クラス運営が伸びると居残りになったり、教師の仕事が進まなかったりと、時間を節約できるメリットがあります。

でも、一部の人だけで決めるのは嫌じゃない?

特に行事を重視していない生徒にとっては、決めてくれるのは助かったりするんだ!

さらに教師からすれば、クラス運営がスムーズになるのは願ってもないことです。

後々、問題が起こるとわかっていても、カースト下位の生徒が我慢していると知っていても忙しさに勝てない時があります。

参考:スクールカーストと教師の関係は?【相談できる?】

メリット2:他の生徒が発表しなくていい

スクールカーストがあると他の生徒は発表しなくてよくなります。

つまり、カースト上位の生徒は発言の責任を負っているとも言えます。

参考:【比較】スクールカーストの一軍・二軍・三軍の学校生活の違い3選

クラスの中には、発言を嫌う生徒も発表を嫌がる生徒もいます。

カースト上位の生徒が発言するおかげで、他の生徒は考えることなくついていくだけで行事が進行します。

発言が苦手な人がうまくならないし、他の生徒が考えないことは良いことなの?

もちろん、賛否はあると思うけど、あくまで行事に関心がない生徒にとってはメリットと判断したよ!

メリット3:気の合う仲間と交流できる

スクールカーストの3つ目のメリットは、気の合う仲間と交流できることです。

おそらくメリットと言えるメリットはこれだけかもしれない!

多くの中学生や高校生はクラスを何となく見渡し、自分の特徴を掴みます。

その後、自分が合うグループ(カースト)を探し、自分をマッチさせていきます。

自分のグループに所属すれば、とりあえずの安心感があります。

中学生や高校生は多くの場合、孤独を何としても避けたいため、自分と同じような価値観のグループにいると落ち着くのです。

参考:スクールカーストで最下位・最底辺とされている人の特徴は?

スクールカーストのデメリット

では、スクールカーストのデメリットには何があるでしょうか。

スクールカーストのデメリットを以下の3つに分けて解説します。

  1. 学校に居づらくなる
  2. 自己肯定感が下がる
  3. 役に立たない努力をしてしまう

1つずつ解説していきます。

デメリット1:学校に居づらくなる

デメリットの1つ目は学校に居づらくなることです。

中学校に「学校生活は楽しいか?」と聞いたところ、以下のグラフのデータが得られたようです。

鈴木翔『教室内カースト』参考にサイト管理者が作成

カースト上位ほど、学校生活を楽しんでいることがわかります。

参考:【比較】スクールカーストの一軍・二軍・三軍の学校生活の違い3選

つまり、カースト下位の生徒は学校生活に行きづらさを感じていることになります。

デメリット2:自己肯定感が下がる

デメリットの2つ目は、自己肯定感が下がることです。

スクールカースト下位の生徒は自己肯定感が低いことが多いです。

カースト上位の生徒に「非難」「暴言」「無視」されることにより、徐々に自己肯定感が下がっていきます。

自己肯定感の低下自信の低下につながり、自信の低下は行動力の低下になります。

行動力の低下は、成功体験できないことにつながり、成功体験できないことによって自信がなくなっていきます。

つまり、悪循環に陥っているのです。

参考:【引きずる?】スクールカースト三軍や底辺のその後の将来は?

デメリット3:役に立たない努力をしてしまう

デメリットの3つ目は、役に立たない努力をしてしまうことです。

スクールカーストの権力の大きさを見てしまうと、スクールカースト上位になりたい人は多くなります。

しかし、スクールカーストは複雑で、「これをすれば、あなたも上位に!」といった便利なものはありません。

さらに、スクールカーストで重要な「見た目」「部活」「恋愛」「自己中」を頑張ったところで、社会に出ても役に立ちません

参考:【上へ行くには?】スクールカーストで上位になる方法を解説【難しい】

カースト上位を目指すくらいなら、他の努力をした方が十分有意義になるでしょう。

参考:【対象別】スクールカーストで悩んでいる人の解決策や対策を紹介

デメリット4:カースト上位も苦しんでいる

デメリットの4つ目として、「カースト上位の苦悩」を紹介しておきます。

基本的にスクールカーストは上位者が権力を持っており、学校生活を楽しんでいる場合が多いです。

しかし、カースト上位者もまたクラスの中心人物としての責任を負担に感じている場合があります。

特にカースト中位から上位に行った生徒は、「自分のキャラと違うキャラを演じている」と答える人が多いです。

スクールカーストは、実は誰も得していないんじゃないか?という疑問が大切です。

まとめ

まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。

スクールカーストのメリット・デメリット
  1. クラスが表面上でもスムーズに行くメリットがある
  2. ほとんどのクラスメイトが悲しんでいるデメリットがある

スクールカーストは、メリットもデメリットもありますが、どう考えてもデメリットの方が大きいです。

多くの人間が「くだらない」と思っているにもかかわらず、なくなる気配がありません。

なぜスクールカーストが残り続けるのか、ぜひ他の記事を読んで参考にしてください。

参考:【なぜできる?】スクールカーストが作られる原因は?