三者面談で何を話す?現役教員が教える得する準備

三者面談で何を話す?現役教員が教える得する準備

三者面談の案内が来た。でも、何を話せばいいのか分からない。

先に、いちばん役に立つことを書きます。

面談の前に配られる紙や、ウェブのアンケートがありますよね。

あそこに 「こういうことが気になっています」と書いておく と、先生はその点を調べてから面談に来ます。

何も書かないと、成績の報告だけで終わります。

面談の時間は限られています。その短い時間の中身が、まったく変わります。

※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。

先生が準備しているもの

面談の前、教員が用意しているものは、実はそれほど多くありません。

その子の成績と、手元にある情報。だいたいこれだけです。

冷たいわけではありません。担任は30人以上を抱えていて、面談は数日間で全員ぶんを回します。

だから、こちらから何も渡さないと、持っている材料の範囲で話すことになります。

聞かれていないことを、こちらから深く掘ることは少ないです。

だから、聞きたいことは先に伝えておくほうが早く進みます。

事前の紙に書くと調べてくれる

だから、事前の紙が効きます。

あそこに一言あるだけで、面談までの数日が準備の時間に変わります。

三者面談の前に配られる紙に何も書かない場合と、気になることを書いた場合の違いを並べた図。何も書かないと成績の報告だけで終わり、書くと先生が調べてから来て他の先生にも聞き、候補を用意してくると示している
先生は、書いてあるほうが動きやすいです
書いておくこと面談までに起きること
授業中の様子が気になる教科の先生に聞いてくれる
休み時間、1人でいないか他の先生の見え方も集まる
部活を続けるか迷っている顧問と話してから来てくれる
進路を決めきれていない候補と条件を用意してくれる

「こんなことを書いていいのかな」と思う必要はありません。

むしろ、書いてあるほうが先生は動きやすい です。何を求められているかが、先に分かるからです。

そのまま使える書き方

難しく考えなくて大丈夫です。型は「〜が気になっています」で十分です。

  • 授業中の様子が気になっています。集中できているか教えてください
  • 休み時間を1人で過ごしていないか、気になっています
  • 朝、起きるのがつらそうです。学校での様子はどうでしょうか
  • 進路をまだ決めきれていません。今から選べる範囲を知りたいです
面談前の紙に書くときの言葉の型を3つ並べた図。授業中の様子が気になっています、1人で過ごしていないか気になります、進路をまだ決めきれていませんという書き方と、それぞれに先生が用意してくれることを示している
要望ではなく相談の形にすると届きます

この書き方には理由があります。

「〜してください」と要望の形にすると、受け取る側は身構えます。

「気になっています」なら 相談として届きます。同じ内容でも、返ってくるものが変わります。

何も書かなかった場合

成績表を見ながら、良かった点と課題を聞いて終わります。

それはそれで正しい面談ですが、わざわざ3人の予定を合わせて集まった意味は薄くなります。

子どもが黙っても問題ない

面談で、本人がひとことも話さない。

これは よくあることです。心配しなくて大丈夫です。

親と先生が並んでいる前で本音を言える中高生のほうが、少数です。

黙っていることを、やる気がないと受け取る教員はあまりいません。そういう場だと分かっているからです。

その場で話させようとすると、次から面談自体を嫌がります。無理に振らないほうが、あとが続きます。

あの場で全部話せる子は、そう多くありません。黙っていた子が、後日ひとりで来ることもあります。

本人の前で言えないことはあるか

保護者の方からよく聞かれます。

正直に言うと、本人の前で言えないことは、ほとんどありません

本人に伝わって困る話なら、そもそも面談で出しません。

それでも、親だけで話したい場合はあると思います。その場合は、はっきりそう言って構いません。

  • 事前の紙に「後で少しだけ2人で話したい」と書いておく
  • 面談は普通に進めて、最後に本人だけ先に退室してもらう
  • 面談とは別の日に、電話で時間をもらう

どれも普通に通ります。特別なお願いだと思わなくて大丈夫です。

面談の内容は記録に残るのか

これも聞かれます。答えは「残ることもある」です。

残るのは、残しておいたほうがいいと判断された内容 です。

家庭の事情で配慮が必要なこと、体調のこと、継続して見ておきたいこと。そういう話は引き継がれます。

これは不利に働くものではありません。担任が替わったときに、また一から説明せずに済むためのものです。

逆に、雑談レベルの話がいちいち残ることはありません。

聞きたいことを、聞いていい

面談で聞いてよかった質問は何ですか、と伺ったことがあります。

返ってきた答えは、こうでした。

「聞きたいことを聞いてください」

遠慮して聞かなかったことが、あとから効いてくることがあります。特に、進路の話です。

今の学校を続けるかどうかも、面談で聞いていい話です。先生は、生徒が知らない選択肢を持っています。

そのうえで、家でも選択肢を並べておくと話が早く進みます。

毎日通う形が合っていないなら、通信制高校のように、通い方から選べる学校もあります。

資料を取り寄せて、面談の前に一度見ておく。それだけで、聞きたいことがはっきりします。

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その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。

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