修学旅行に行きたくない君へ|現役教員が休む選択を解説

修学旅行に行きたくない君へ|現役教員が休む選択を解説

班決めも、部屋割りも、そこで過ごす3日間も、全部気が重い。

先に結論を書きます。行かなくても、後から響きません

送り出す側から、実際どうなっているのかを書きます。

※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。

修学旅行に行きたくない子は毎年いる

修学旅行に行かない生徒は1クラスに1人はいます。理由で一番多いのは金銭的な事情です。行かなかった期間は午前中に勉強して帰り、後から響くこともありません。
前例のない選択ではない

まず、人数の話です。

修学旅行に行かない生徒は、1クラスに1人いるかいないか

学年で見れば、毎年必ず何人かいます。前例のない選択ではありません。

教員にとっても、想定内のことです。特別扱いも、特別視もしません。

理由で一番多いのは、お金

これは、ネットのどこにも書かれていないので、はっきり書きます。

行きたくない理由として一番多いのは、人間関係ではありません。

金銭的な事情です。

修学旅行は数万円かかります。家庭の事情で、参加が難しい子は毎年います。

だから、行かない=人間関係の問題、と周りが決めつけることもありません。

理由を言いたくないなら、言わなくて構いません。

部屋割りは、学校によって違う

いちばん怖いのが部屋割りと班決めだと思います。教員がどこまで手を入れるかを書きます。

学校の傾向決め方
自主性に任せる学校生徒に丸ごと任せる
手を入れる学校「この人と一緒がいい」を2人だけ先に出させて、あとは教員が組む

2人だけ決めさせる方式は、あぶれる子を出しにくくするための工夫です。

もし不安なら、先に担任に伝えておいてください。決まってからでは動かせません。

行かなかった期間の過ごし方

「休んだら、その3日間どうするのか」が気になると思います。

答えは拍子抜けするほど普通です。

学校に来て、午前中に勉強して帰ります

行事の期間は学年がまるごといないので、静かです。教室に人がいないので、むしろ気楽だという子もいます。

欠席扱いになるかどうかは学校によるので、担任に確認してください。

後から響くのか

いちばん心配されるところです。結論から書きます。

響きません

思い出話が出たときに、少し会話に入れない。それくらいです。

そして、修学旅行の話がそんなに何度も出ることはありません

卒業してから「あの時行かなかったから」と困った子を、私は見たことがありません。

進路にも関係しない

行事に参加しなかったことが、調査書や進路に影響することもありません。

そこを心配して無理に行く必要は、まったくないです。

途中で帰ることもできる

行ってみたけれど、やっぱり無理だった。この場合もどうにかなります。

どうしても帰らないといけない事情があるときは、保護者に迎えに来てもらって帰ります

最後までいなければいけない、という決まりはありません。

「行ってみて、だめなら帰る」という選び方もある、と知っておいてください。

保護者の方へ|行かせるべきか

「行かせるべきでしょうか」と聞かれたら、私はこう答えています。

いい経験になるので、行けるなら行った方がいい。ただし条件があります。

本人が望むなら、です。

説得して連れて行った場合、現地でしんどくなっても逃げ場がありません。

家から遠いぶん、教室よりきついです。

行くかどうかは、本人に決めさせてください。

毎回の行事がしんどいなら

ここまでは、修学旅行1回の話でした。

ただ、体育祭も文化祭も、班決めのたびに毎回しんどい。そうであれば、話は別です。

行事そのものが嫌なのではなく、組む相手が固定されていることがしんどいのだと思います。

同じメンバーで1年間過ごすから、行事のたびに同じ場所であぶれる。

人の組み合わせが固定されない学校もあります。

通信制のN高等学校のように、行事はあるけれど参加を選べる形の学校です。

いま決める必要はありません。資料を取り寄せるだけなら無料です。

行事のたびに眠れなくなるなら、それは我慢の量の問題ではありません。

まずは無料で資料請求

その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。

まとめ|行かない選択は普通にある

  • 行かない生徒は1クラスに1人はいる。前例のない選択ではない
  • 理由で一番多いのは金銭的な事情。人間関係だと決めつけられない
  • 部屋割りが不安なら、決まる前に担任へ伝える
  • 行かなかった期間は、午前中に勉強して帰るだけ
  • 後から響かない。進路にも関係しない
  • 行ってみて無理なら、途中で帰ることもできる

行くか行かないかで、その後の何かが決まることはありません。

決めるのはあなたで、決めたあとに困らない形も用意されています。

参考記事