学校を辞めるか迷っている。高卒認定という言葉を見つけた。
先に、いちばん大事なことを書きます。
高卒認定に合格しても、最終学歴は中卒のままです。
ここを曖昧にしている情報が多いので、事実から書きます。
※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。
高卒認定でも学歴は中卒のまま
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定・高認)は、文部科学省が実施する試験です。
合格すると「高校を卒業した人と同等以上の学力がある」と認められます。
ただし、高校を卒業しない限り、学歴の上では中卒です。
| 高卒認定に合格 | 通信制高校を卒業 | |
|---|---|---|
| 学力の証明 | 高卒と同等と認められる | 高卒 |
| 最終学歴 | 中卒のまま | 高卒 |
| 大学受験 | できる | できる |
ここは、進路を決める前に知っておいてください。あとから知ると、選び直しになります。
それでも、実務では通用する
では意味がないのかというと、そうではありません。
文部科学省の調査では、高卒認定の認知度は一般企業で約7割、自治体で約7割5分です。
実際の選考で中卒扱いにされることは、ほとんどありません。
つまり、制度上は中卒、実務上は高卒相当という、少し特殊な位置づけです。
高認を取る子は、普通の子
イメージの話も書いておきます。
高卒認定を選んだ生徒を何人か見てきましたが、共通点を聞かれても答えに困ります。
普通の子です。
学校に行けないからといって、変わった人間になるわけではありません。
ここを誤解している大人がまだいますが、現場の実感はまったく違います。
先生も、勧めることがある
「先生に言い出しにくい」と思っている人へ。
教員の側から高卒認定を勧めることは、実際にあります。
理由は単純で、何もないまま中退するのとは、その後がまったく変わるからです。
中退した状態のままか、高卒認定を持っているか。ここは大きな差になります。
通信制とどちらを選ぶか
大学進学まで考えている場合、どちらが動きやすいか。
人によりますが、私の意見は通信制高校です。理由は2つあります。
- 最終学歴が高卒になる。高認だけだと中卒のまま
- サポートを受けられる。自分から取りに行けば、進路指導も受験対策もある
「通信制はサポートがない」と思われがちですが、そんなことはありません。
自分でつかみ取ろうとすれば、受けられる仕組みは用意されています。
高認が向いている場合
もちろん、高認が合うケースもあります。
| こういう人 | 向いているのは |
|---|---|
| 自分で計画を立てて勉強を進められる | 高卒認定 |
| 最短で大学受験だけ目指したい | 高卒認定 |
| 最終学歴を高卒にしておきたい | 通信制高校 |
| 進路の相談相手がほしい | 通信制高校 |
選ぶときの、たった1つの注意
高認を選ぶときに、いちばん気をつけるべきことを書きます。
本当に合格まで持っていける仕組みがあるか。
高卒認定は、誰も進み具合を管理してくれません。試験の日程も、勉強の計画も、自分で組みます。
学校を離れる理由が「毎日通うのがしんどい」なら問題ありませんが、
「一人で計画を立てるのが苦手」なら、そこが最大の壁になります。
受かる前提で辞めると、どちらも手に入らないことがあります。ここだけは冷静に見てください。
どの学校を出たか、より
最後に、進路の話をもう少し広く書きます。
「どの学校を出たか」で人生が決まると思われがちですが、必ずしもそうではありません。
アメリカの研究に、こういうものがあります。
同じレベルの大学に合格していた学生を比べたところ、
より難関の大学に進んだ人と、そうでない人とで、その後の収入に大きな差は出なかったというものです。
学校が人を作るのではなく、そこに入れる人だったかどうかの方が効いていた、という結果でした。
これはアメリカの大学の話なので、日本の高校にそのまま当てはめることはできません。
それでも、どの学校かで全部決まる、という思い込みは疑っていいと思います。
まず、中身を比べてから決める
高認と通信制、どちらを選ぶにしても、決める前にやることは同じです。
学費、必要な登校日数、サポートの中身。これらは学校ごとに大きく違います。
生徒数日本一のN高等学校のように、進学実績を公開している学校もあります。
資料を取り寄せるだけなら無料で、入学の義務もありません。学校に知られることもありません。
比べてから決めた人は、あとで後悔しにくいです。
まずは無料で資料請求
その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。
まとめ|制度上は中卒、実務上は高卒相当
- 高卒認定に合格しても、最終学歴は中卒のまま
- ただし企業の約7割が認知していて、選考で中卒扱いされることはほとんどない
- 高認を選ぶ子は普通の子。変わった人間になるわけではない
- 教員側から勧めることもある。中退のままとは、その後が変わる
- 大学進学まで考えるなら、最終学歴が高卒になる通信制の方が動きやすい
- 高認を選ぶなら、合格まで持っていける仕組みがあるかを確認する
大事なのは、どちらを選んだかではありません。
選んだあと、そこで何をするかです。
