所属 PR

スクールカーストは男子と女子で何が違うのか?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

スクールカーストって男女で違うの?

それが結構変わるんだ!

スクールカーストの構造が男子と女子で違うことをご存知でしたか?

うすうす分かってはいたけれど、具体的にどこが違うのか答えられない人も多いと思います。

スクールカーストとは何かを説明しているサイトはあるものの、男女の違いまで説明しているサイトは少ないです。

そこでこの記事では、スクールカーストの男子と女子の違いについて解説しています。

スクールカーストとは?

schoolcaste

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層(カースト)構造を示しています。

小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。

人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。

男子と女子の違いは?

男子と女子でスクールカーストの構造に違いを以下の3つに分けて解説していきます。

  1. 男子は部活動が大事
  2. 女子は見た目が大事
  3. スクールカーストは女子の方が厳しい

それぞれ解説していきます。

違い1:男子のスクールカーストは部活動が重要

男子の場合カースト上位に入る人間は運動ができる場合が多いです。

以下はカースト上位と部活動の関係を表した調査結果です。

運動部で成果を出している生徒ほど、カースト上位にいます。

鈴木翔『教室内カースト』を参考に作成したグラフ

卓球部などの部活動より、野球部やサッカー部といった多くの人に支持されているスポーツの方がカースト上位にいます。

また運動部で成果ありの生徒ほど容姿を褒められることがあり、「運動できる男子はイケメンに見える」というわけです。

容姿が良い生徒はカースト上位にいる可能性が高まります。

参考:スクールカーストにおいて「見た目」でどのくらい決まるのか?

運動できる男子が、女子からも支持された結果、スクールカーストで上位に行くのです。

参考:なぜスクールカーストは部活動で決まるのか?

女子は文化部であってもカースト上位にいることが多く、運動できても見た目の良さには繋がりにくいです。

違い2:女子は恋愛や見た目が大事

女子の場合はカースト上位に入る生徒は見た目や恋愛に強い傾向にあります。

例えば、以下のグラフはカーストと恋愛事情の関係に関するグラフです。

鈴木翔『教室内カースト』を参考に作成したグラフ

カースト上位では、圧倒的に男子よりも女子の方が恋人がいる生徒が多いです。

以下のカーストと見た目の関係に関するグラフでも、同じことが言えます。

鈴木翔『教室内カースト』を参考に作成したグラフ

こちらもカースト上位において、見た目との関係性は女子の方があると言えます。

また男子はスポーツができると容姿がかっこよく見えるため、純粋に容姿だけで褒められているわけではありません。

女子の方が見た目や恋愛において、カーストと深く関係があることがわかります。

参考:スクールカーストにおいて「見た目」でどのくらい決まるのか?

違い3:女子の方がスクールカーストは厳しい

スクールカーストは女子の方が厳しいです。

多くの研究で「自分の学校にスクールカーストはあったか?」というアンケートが実施されています。

そのほとんどで(確認できたのでは全部)、男子より女子の方が「スクールカーストはあった」と回答した割合が多いです。

参考:女子のスクールカーストってどんな感じ?一軍女子の特徴は?

特に中学校女子の割合が高い場合が多いです。

  • 男子はスポーツ、女子は見た目や恋愛が重視されやすい
  • 女子のスクールカーストの方が厳しい

なぜ男子と女子で違いが生まれるのか?

どうして男子と女子でカースト上位を決める要因が違うの?

正直、カーストの問題というよりはジェンダーの問題だろうね!

スクールカーストにおける男女の違いの原因は、ほとんど最近流行りのジェンダーの問題です。

男子と女子でスクールカーストの違いが生まれる理由を3つ解説します。

  1. 家庭で男子らしく女子らしく育てられる
  2. 学校で男子らしく女子らしく育てられる
  3. 子ども同士で男子らしく女子らしくなっていく

ジェンダー問題とは、経済や政治、社会などにおいて、男女で差がある問題

理由1:家庭で男子らしく女子らしく育てられる

子どもは家庭で「男らしく」「女らしく」育てられます。

そのため、子どもが大事にしている価値観が徐々に変化していきます。

各家庭で「男の子でしょ!」「女の子なんだから!」という理由で、各性別の価値観を教育させられます。

その時に

  • 男の子は大胆さと運動
  • 女の子は繊細さと容姿

などを重視した教育を受けることになります。

一般人に「子どもを遊ばせる」ことを依頼する実験が行われ、男の子にはプラモデル、女の子にはぬいぐるみで遊ばせるという結果になりました。
無意識に大人が子どもに男女の価値観を与えている例と言えます。

理由2:学校で男子らしく女子らしく育てられる

子どもは学校で「男らしく」「女らしく」育てられます。

そのため、家庭での価値観がより強固なものになっていきます。

  • 男の子はよく授業で当てられ、いじられ
  • 女の子は女の子だから仕方ない

など、無意識のうちに男女の差を意識していきます。

「授業中によく当てられるのは誰か」といったアンケートで、ほとんどの学校で「男子」がよく当てられることがわかりました。
教師もまた無意識に子どもに男女の価値観を与えていると言えます。

理由3:子ども同士で男子らしく女子らしくなっていく

子どもは学校で会話を重ねるたびに、「男らしく」「女らしく」についての価値観を深めることになります。

男子同士の会話、女子同士の会話を通じて、「男子はこうあるべき」「女子はこういうもの」といった価値観を認識していきます。

男子は好きなゲームやアニメで盛り上がっていき、女子は好きなファッションや化粧で盛り上がるといった感じです。

理由4:性別の違いを意識し始める

子どもは徐々に性別の違いを意識し始めます。

小学校の後半頃から、男子が女子の見た目で対応に変化をつけ始めます。

男子から「かわいい」ともてはやされる女子のカースト順位は上昇していきます。

その後は、異性から支持されている生徒がカースト上位にいることになり、地位が固定されることになります。

なぜ女子の方がスクールカーストが厳しくなるのか?

なぜ女子の方がスクールカーストが厳しくなるのでしょうか。

結論から言うと、女子の方が男子よりも「能力」が関係しないからです。

男子は「運動能力」「勉強能力」「学歴」などが女子より重視されます。

これは、「男性は仕事・女性は家事」という観念がいまだに残っているからです。

今でも息子には大学進学を望んでも娘には大学進学を望まない家庭は多いという統計があります。

つまり、男子においては運動できたり、勉強できたりすると女子よりもカースト上位に入りやすいことになります。

しかし、女子の場合は運動できたり、勉強できたりしても直接カーストに影響しません。

「容姿」の他に「人気」や「コミュニケーション」といったふわふわしたものが女子のカーストに影響することになります。

参考:スクールカーストの地位は何で決まる?【9割がこれ!】

まとめ

まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。

スクールカーストの男女の違い
  1. 男子は運動、女子は容姿を重視する
  2. 女子の方がスクールカーストが強い
  3. スクールカーストにおける男女の違いはジェンダー問題に由来する

スクールカーストの男子や女子の違いは、根が深く、今すぐ自分にどうこうできる問題ではありません。

自分が影響できるところからスクールカーストについて対策していきましょう。

このサイトでは他にもスクールカーストに関する情報を公開しています。

ぜひ、他の記事もご覧ください。