なぜこの校則があるのか、誰も説明してくれない。
先に、教える側から見た事実を書きます。
教員も、全部の校則に賛成しているわけではありません。
いくつかは廃止していい、と思っている教員は普通にいます。
そして、もうひとつ。
校則は生徒会が決めるものだと教わりますが、実際は 校長の判断で変わることのほうが多い です。
この記事では、そのあたりを正直に書きます。
※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。
教員も全部に賛成していない
意外に思われるかもしれません。
でも、職員室で「これはもういらないのでは」という話は普通に出ます。
それでも残るのは、変える手続きが重いからです。
誰かが問題提起して、会議にかけて、反対意見を通して、保護者にも説明する。
その労力を、日々の授業や行事を回しながら誰が持つか、という話になります。
なくしていいと思っている校則は、正直あります。ただ、それを言い出す人が要るという話です。
だから、あなたが「意味が分からない」と感じるのは、きちんと理由を聞かされていないからかもしれません。
校則が厳しいのは誰の判断か
学校では「みんなで決めるもの」と説明されます。
建前と実際を、並べて書きます。
| ルート | 実際に起きていること |
|---|---|
| 生徒会が提案する | 通ることもある。ただし時間がかかる |
| 職員会議で話し合う | 議題に上がるかどうかが最初の関門 |
| 校長が判断する | 実際にはここで変わることが多い |
時代の流れに合わなくなった校則が、ある年から急になくなる。心当たりがある人もいると思います。
あれはたいてい、上で判断が変わった ということです。
生徒会が動かしたわけではないことも多い、というのが実際のところです。
服装とスクールカーストの関係
ここからは、このサイトの本題に近い話です。
服装や髪型で目をつけられる子と、教室での立ち位置には 大いに関係があります。
教室には「派手=上のほう」というイメージがあります。
だから、校則ぎりぎりのところを攻めている子は、見た目の情報だけで上位のように扱われます。
逆に、きっちり守っている子は、目立たない側に置かれやすい。
これは、その子の中身とは関係のない話です。
ただ 校則という枠が、順位を見せる物差しに使われている だけです。
服装で注意される子が、必ずしも問題のある子ではありません。
そこで目立つことに意味がある、という空気のほうが先にあります。
制服が理由で行きたくないとき
制服そのものがしんどい、という相談もあります。
正直に書くと、それが最大の理由であることは多くありません。たいてい、ほかのしんどさと重なっています。
ただ、これは「たいしたことがない」という意味ではありません。
毎朝それを着ること自体が負担なら、1日の始まりに毎回ひとつ壁があるということです。
そこは、我慢の量として正しく数えていいところです。
校則を変えたいと思ったら
では、変えたい場合はどうするか。
現実的な順番があります。
1. 正規のルートから入る
生徒会に入る、あるいは生徒会に提案する。遠回りに見えますが、これがいちばん通ります。
学校側は、手続きを踏んだ要求には応じやすい です。断る理由がなくなるからです。
2. 人数を集める
これは、あまり言われないことです。
1人で校則を破ると、その人の問題として処理されます。指導の対象になって、話はそこで終わります。
同じことを大人数が言うと、はじめて ルールのほうの問題 になります。
ここで誤解しないでほしいのは、破って対抗しよう、という話ではないことです。
破る側に回ると、内容ではなく態度の話にすり替わります。
そうなると、いちばん損をするのは言い出した人です。
同じ人数を集めるなら、署名や提案の形にしたほうが強い。そういう意味です。
変えられないときの選択肢
正直なことを書きます。
在学中に校則が変わることは、そう多くありません。手続きが重いという話を、最初に書いたとおりです。
それでも、時間は進みます。
だから、校則そのものと戦い続けるより、自分がどこで過ごすかを選び直すほうが早い場合があります。
たとえば通信制高校には、服装や髪型の決まりがほとんどない学校 があります。
毎朝、制服を着るところから始めなくていい。それだけで軽くなる人は、実際にいます。
そういう学校があると知っておくだけでも、いまの息苦しさの見え方は変わります。
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その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。
