班決めが怖い君へ|現役教員が明かす「好きな人同士」の裏側

班決めが怖い君へ|現役教員が明かす「好きな人同士」の裏側

班決めの時間が近づくと、授業の内容が頭に入らなくなる。

先に結論を書きます。「好きな人同士で」は、あなたのために言われているとは限りません

現役教員として、あの場面で教員側が何を考えているのかを、そのまま書きます。

※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。

班決めで教員が見ているのは1つ

班決めのとき、教員が見ているのは実はとてもシンプルです。

ちゃんと全員が班に入れているか。それだけです。

誰と誰が仲がいいか、どの班が盛り上がっているか。そういうことは、正直あまり見ていません。

だから「うまくやれているか」を評価されている、と思わなくて大丈夫です。数だけ見ています。

「好きな人同士で」の本当の理由

班決めで好きな人同士と言うと、クラスで力を持つ子から文句が出ません。その代わり我慢するのは静かにしている子です。くじ引きは文句が出ますが、あぶれる子は出にくくなります。
文句が出ない方法が選ばれている

先生によって、くじ引きにする人と「好きな人同士で」と言う人がいます。

数としては、くじ引きのほうが多いです。

では、なぜ「好きな人同士で」と言う先生がいるのか。

教員としての本音を書きます。

好きな人同士にすると、クラスで力を持っている子から文句が出ないからです。

くじ引きにすると、「なんでこの班なん」と声を上げる子が必ず出ます。その相手をしたくない。

正直に言うと、事なかれ主義の先生ほど「好きな人同士で」を選びます。

そして、そのやり方で我慢することになるのは、静かにしている子の方です。

声を上げる子は困りません。困る子は、声を上げないから困っているのです。

だから、あなたのせいではない

班決めがしんどいのは、あなたのコミュニケーション能力の問題ではありません。

文句が出ない方法が選ばれた結果、しわ寄せがそこに来ているだけです。

あぶれそうなとき、教員は動く

見捨てられていると感じるかもしれませんが、教員はちゃんと見ています。

あぶれる子が出そうなとき、私はこう声をかけます。

  • 「この子と一緒に、まだ余ってる人いませんか」
  • 「この子と一緒になってくれる人いませんか」

うまい言い方ではありません。でも、放置はしません。

休みたくなるのは、変じゃない

班決めがある日に休む子は、実際にいます。めずらしいことではありません。

あぶれた経験は残ります。私はきれいごとを言うつもりはありません。

ただ、残り方には特徴があります。

「こういうところであぶれるんだな」という感覚として残ります。傷というより、地図のような残り方です。

私自身も、あぶれていました

教員になる前の話をします。私も班決めであぶれる側でした。

その時その時は、本当にしんどかったです。

ただ、今となっては、なんてことはなかったなと思っています。

いま渦中にいる人に「大したことない」と言うつもりはありません。しんどいものはしんどいです。

それでも、あとから見える景色は変わる、ということだけは伝えておきたいです。

先生に事前に言っていい

班決めが不安なら、事前に先生に相談して構いません。

「この子と組みたくない」と事前に言ってくる生徒は、実際にいます。教員はそれを聞いています。

ただ、正直なことも書いておきます。

少し我慢できる範囲なら、我慢してほしいというのが、教員側の本音でもあります。

全員の希望を通すことはできないからです。

だから、相談するなら「嫌だ」ではなく「この場面がしんどい」と伝える方が、教員は動きやすくなります。

それでも毎回しんどいなら

ここまで読んで、「気にしすぎだった」と思えたなら、それで十分です。

でも、班決めのたびに眠れなくなる、学校に行けなくなる。そこまで来ているなら、話は別です。

それは、あなたが弱いからではありません。

同じ40人と1年間過ごす、という仕組みそのものが合っていない可能性があります。

人の組み合わせが固定されない学校もあります。

通信制のN高等学校のように、クラスという単位で動かない学校です。

いま決める必要はありません。資料を取り寄せるだけなら無料で、誰かに知られることもありません。

選択肢を1つ知っているだけで、次の班決めの重さは変わります。

まずは無料で資料請求

その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。

まとめ|数だけ見られている

  • 教員が見ているのは「全員が班に入れているか」だけ
  • 「好きな人同士で」は、力のある子から文句が出ないための選択
  • 我慢することになるのは、静かにしている子の方
  • あぶれそうなとき、教員は声をかけて動く
  • 事前に相談していい。「この場面がしんどい」と伝えると動きやすい

班決めが怖いのは、あなたの性格の問題ではありません。仕組みの問題です。

そこを間違えて、自分を責めないでください。

参考記事