進学校のスクールカーストは少ないイメージがあるけど。
確かに進学校は少ないね!
進学校のスクールカーストってどのようになっているか気になりますよね。
実際に進学校のスクールカーストは少ないです。
私自身も進学校と呼ばれる高校に通っていましたが、スクールカーストと呼べるものはありませんでした。
では、なぜ進学校にはスクールカーストが少ないのでしょうか。
この記事では、教育学部・教育学研究科卒の教員が進学校でスクールカーストが少ない理由について解説します。
スクールカーストとは?

スクールカーストとは、学校で見られる上下関係の階層(カースト)構造を示しています。
小学校の高学年から中学・高校で発生し、「1軍・2軍・3軍」「A・B・C」などと呼ばれるグループに分断される現象を指します。
人気度やコミュニケーション能力などが要因となった上位グループと中位・下位グループで構成されていることがほとんどです。
進学校のカーストは少ない
進学校のスクールカーストは少ないです。
私自身、進学校にいましたがスクールカーストのようなものを感じたことはありません。
自分の周りの進学校出身の知人も感じたことがある人は少ないです。
スクールカースト研究では、中学よりも高校の方がスクールカーストは少ない、とする研究が多いです。
しかし、アンケート対象者が大学出身者であるため、実は進学校出身の人に聞いていることが多いのではないかと思っています。
よって、スクールカースト研究の高校の少なさは、進学校出身の回答が影響しているのではないかと推察します。
進学校のカーストが少ない理由
なぜ進学校のカーストは少ないのでしょうか、理由を3つ解説します。
- 勉強できることに価値がある
- 倫理観がある生徒が多い
- オタクが多い
1つずつ解説していきます。
理由1:勉強できることに価値がある

進学校では勉強できることに価値を感じる生徒が多いです。
通常、スクールカーストは勉強を重視しないことが多いです。
そのため、あいまいな基準でカーストの序列が決まります。
しかし、進学校では勉強できることが重視される場合が多いです。
そのため、勉強できる生徒は、他に特徴を持っていなくても、しっかりと尊敬される傾向にあります。
成績というアイデンティティが保証されている以上、見た目や部活動などの他の要素で無理にカーストが序列かされることは少なくなります。
理由2:倫理観がある生徒が多い

進学校は勉強ができるかどうかのカーストはないの?
そもそも進学校の生徒は正しい倫理観を持っている生徒が多いんだ!
進学校の生徒は正しい倫理観を持っている場合が多いです。
なぜなら、家庭教育でマナーや道徳心がしっかり身についているからです。
進学校に行く生徒の親は高学歴・高収入である場合が多く、東京大学の学生の半分以上の世帯年収は1000万円を超えています。
学歴と収入は一定程度、マナーや道徳心と比例関係にあるので、家庭でしっかりと倫理観を教育されている可能性は高いです。
よって、進学校の生徒は正しい倫理観を持っている場合が高くなります。
そういった生徒は、「見た目」「部活動」「コミュ力」などで人間の地位を決めてはならないと当然に思っています。
理由3:オタクが多い

進学校にカーストが少ない理由に「オタクが多い」のも関係しています。
スクールカーストでは、オタクは「キモい」「地味」などの理由でカースト下位になる可能性が高くなります。
しかし、進学校でオタクをカースト下位にすると、だいたいの生徒が下位になってしまいます。
進学校の生徒は探究心が強く、いろいろなことに積極的に探求してしまうためにオタク気質な人は多いのです。
進学校の生徒って勉強ばかりしているイメージだけど
いや、むしろ色々なことを知ろうとする1つに勉強があるだけなんだ!
オタクだからといって、攻撃すると自分も攻撃されるというのが平気で起こるのが進学校の特徴です。
カーストを避けるなら進学校はおすすめ

じゃあ、スクールカーストで悩んでいる人は進学校に行けばいいの?
解決策としては1つの正解と言えるだろうね!
スクールカーストで悩んでいるなら進学校に行くのはおすすめです。
進学校なら、理由もなく、高い確率で嫌がらせを受けたり、攻撃されたりすることはありません。
進学校に行くために身につけた学力は、そのまま進学校で価値を持ちます。
大学への進学や将来への就職、友達の質のどれをとっても良いことばかりです。
スクールカーストを解決するのに、進学校への進学は1つの正解と言えるでしょう。
県内1位の高校でなくても、少しでも上の偏差値ならカーストは少なくなります!
まとめ
まとめましょう。この記事では以下のことを解説しました。
- 進学校のスクールカーストは少ない
- 進学校では勉強に価値を認めた倫理観のある生徒が多い
- スクールカースト解消のために進学校に行くのは正解
スクールカーストを解消するために、その先も役に立たないことで努力するのはおすすめできません。
例えば、嫌がらせに暴力で対抗するなどですね。
しかし、進学校に行くためのスキルや進学校で用意された環境は間違いなく、将来役に立つでしょう。
このサイトの読者が努力が正しく評価される世界で活躍できることを願っています。