目覚ましは鳴っている。聞こえてもいる。それでも体が動かない。
先に結論を書きます。学校に行けるようになる前に、先に戻るものがあります。
そこを飛ばして「明日から学校」と考えるから、しんどくなります。
※できることは 学校に行きたくないときの対処法 にまとめてあります。
朝起きられる子は半分もいない
まず、前提を1つ壊しておきます。
朝、自分の力だけで起きられる中高生は、半分もいません。
多くの子は、親に起こしてもらっています。声をかけられて、何度か起こされて、やっと動いています。
だから「起きられない自分はだめだ」という前提から、まず降りてください。
教室に来ている子も、家では同じことをしています。見えていないだけです。
起きられないのと、起きたくないのは違う
この2つは、はっきり違います。教員側からは、意外とわかります。
| 様子 | 見立て |
|---|---|
| 日中は普通に過ごせているのに、朝だけ極端に動けない | 起きられない |
| 特定の日だけ、特定の授業の前だけ動けない | 行きたくない気持ちが強い |
前者の場合、気持ちの問題として扱っても解決しません。
そして、どちらであっても、責める理由にはなりません。
昼から行く形もある
「遅刻するくらいなら休む」と考えている人へ。
高校では、昼から登校する形を制度として認めている学校は多くありません。
ただし、小中学校では話が変わります。
義務教育は欠席日数で進級が決まる仕組みではないため、
それしかできないなら、まずそれをやってみようという判断がされることがあります。
担任に「昼から行ってもいいですか」と聞いてみる価値はあります。
戻ったきっかけは、たいていない
ここは期待させずに書きます。
生活リズムが戻った子に「何がきっかけだった?」と聞いても、はっきりした答えは出てきません。
これをやれば戻る、という方法はありません。
いろいろやっているうちに、なんとなく戻っていた。それがいちばん多い形です。
だから、うまくいく方法を探し続けて疲れる必要はありません。数を打つ方が近道です。
夜眠れないのは、相談されない
夜眠れない子は、実はかなりいます。
ただ、そのことを自分から相談してくる子は、ほとんどいません。
「眠れてる?」と聞いて、初めて「眠れてない」と返ってくる。そういう順番です。
つまり、本人は、それを問題だと思っていないことが多いのです。
保護者の方は、ここを一度聞いてみてください。責めずに、確認するだけで構いません。
学校より先に戻るもの
この記事でいちばん伝えたいのが、ここです。
学校に行けるようになる前に、順番に戻ってくるものがあります。
- ベッドから起きられるようになる
- 部屋から出られるようになる
- 家の中で家族と話すようになる
- 外に出られるようになる
この順番で戻っていきます。学校は、そのずっと先です。
だから、ベッドから出られた日は、それだけで前に進んでいます。
学校に行けたかどうかだけで測ると、進んでいるものが全部見えなくなります。
測る場所を変える
保護者の方にお願いしたいのは、ここです。
「今日は学校に行けたか」ではなく、「今日は部屋から出られたか」で見てください。
段階が細かくなるほど、進んでいることに気づけます。
朝がしんどい原因が教室にあるなら
ここまでは、体と生活の話でした。
ただ、朝動けない理由が「あの教室に行くから」である場合、リズムを整えても戻りません。
行き先が変われば、朝の重さも変わります。
通信制高校のように、決まった時間に決まった教室へ行かなくてよい形もあります。
生徒数日本一のN高等学校のような学校です。
いま決める必要はありません。資料を取り寄せるだけなら無料です。
朝起きられないのが体の問題なのか、行き先の問題なのか。それを見分ける材料にもなります。
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その前に、どんな学校なのかを知っておきたい人は N高等学校ってどんな学校? をどうぞ。
まとめ|順番に戻ってくる
- 自分で起きられる中高生は半分もいない。前提から降りていい
- 起きられないのと起きたくないのは違う。どちらも責める理由にはならない
- 小中学校なら、昼から登校という形が認められることがある
- リズムが戻るきっかけは、たいてい特定できない。数を打つ方が早い
- 夜眠れない子は多いが、自分からは言わない。聞いてみる
- ベッドから起きる、部屋から出る。学校はそのずっと先
動けない朝が続いていても、止まっているわけではありません。
測る場所を、少し手前に移してみてください。
なお、いま強くつらい気持ちがあるときは、ひとりで抱えないでください。
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)に電話できます。
